石破首相が全国戦没者追悼式の式辞に「反省」という言葉を盛り込んだことが大きな話題となっています。しかし、率直に言って、今さら「反省」という言葉を復活させることにどれほどの意味があるのでしょうか。戦後80年近くが経ち、当時を直接知る世代はほとんどいなくなりました。戦争を知らない世代にまで「反省」を強調するのは、むしろ漠然とした罪悪感を押しつけるだけで、未来に向けた具体的な道筋を示すことにはなりません。
また、この「反省」という言葉は過去の政治的文脈に絡め取られすぎており、どうしても形式的な印象を免れません。歴代首相が入れるか外すかで揺れ動いてきた経緯を思えば、石破首相の今回の判断も結局は政治的なパフォーマンスに見えてしまいます。本当に大切なのは、国際社会における日本の立場をどう築き、どんな安全保障戦略を取るかという未来志向の議論です。
追悼式は、亡くなられた方々への鎮魂と平和への誓いの場であるはずです。「反省」という言葉を繰り返すより、これから日本がどう歩むのかを堂々と語るべきだったのではないでしょうか。

石破首相、式辞に13年ぶり「反省」復活 全国戦没者追悼式(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
石破茂首相は15日の全国戦没者追悼式の式辞で、「進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」と述べ、先の大戦に対する「反省」の語句を13年ぶりに復活させた。

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